2020年夏(5月〜8月)セッションは休止

新型コロナウイルス感染拡大により、事態がどのように推移、
収束していくのか全く予測不能で不安な日々が続いています。

この状況をふまえ、5月、6月の但馬コネクションは中止と
させていただきます。元より7月、8月は夏休みですので、
次回は9月再開を目途に進めて参ります。

無事に次回のご案内ができ、みなさまとお会いできるのを
楽しみにしています。

どうぞ感染予防に留意され、無事に過ごされることを願っています。

よろしくお願いします。

2020年4月セッションは中止

新型コロナウィルス感染の拡大懸念のため、4月セッションは中止いたします。

世界的な流行となった(パンデミック)今回のウイルス感染は、社会のあり方をを一変させる深刻な事態を引き起こしています。一刻も早く収拾し、一人でも多くの方の命が救われることを願っています。

今後の予定は、新型コロナウィルス感染情報をもとに判断し、改めてお知らせ致します。

よろしくお願いします。

2020年3月セッションは延期

新型コロナウィルス感染の拡大懸念のため、3月セッションは延期させていただきました。

3月に予定していましたゲストのセッションは、改めてご案内いたします。
次回は4月となりますが、新型コロナウィルス流行の情報をもとに判断し、改めてお知らせ致します。

よろしくお願いします。

2020年冬休みのお知らせ

1月、2月は、冬休みとさせていただいています。

次回の但馬コネクションは
2020年3月20日(金) 19:00〜

次回のご案内(ゲスト・テーマ)は、
2月末ごろにこのサイトにてお知らせの予定です。
(会員様には、メールにてご連絡します)

会員数は現在345名。
(現会員のご推薦により会員登録をさせていただきます)

2019年12月(#61)までの全ての「記録」をアップしました。
このページの「セッション記録」をご覧ください。

過去の記録(#1〜#45)は、
セッション記録(旧・但馬コネクションの記録・報告ページ)
をご覧ください。

春セッションも素敵なゲストに続々登場していただきます。但馬コネクションで出会い、学び、語り合いがより実りあるものになることを楽しみにしています。

#61(案内)ASAYANAGI featuring AKIKO YABIKI「Jazz Night in Tajima Connection」

「第61回 但馬コネクション」のご案内

2019年12月20日
” Jazz Night in Tajima Connection “

12月は、”ASAYANAGI featuring AKIKO YABIKI”ジャズ ・ライブ演奏を聴きながら年末の夜を楽しく過ごします。

ASAYANAGIは、勝地哲平(ギター)と田中愛子(ピアノ)のデュオ。音楽歴は共に6歳頃より始まり、それぞれのキャリアを経て故郷・養父市で2014年1月に結成。幅広い演奏曲目とクールな演奏スタイルが持ち味。

やびきあきこ(ヴォーカル)は、バークリー音楽大学(Berklee College Of Music米国ボストン) を卒業し、帰国後は主に東京で活動。2008年より出身地但馬に拠点を移し、Nandee(ナンディー)という愛称でライブ活動。米国プリンストン発、幼児教育プログラム「Music Together」の講師として「Nandee Music」(豊岡市)を立ち上げる。

スタンダード、バラード、ゴスペル、R&Bなど、クールでホットなジャズ演奏とNandeeこと やびきあきこさんの音楽談義を織り込みながら、リラックスした雰囲気で進行してまいります。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

日 時: 2019年12月20日(金) 19:00~22:00 (受付開始18:30)
場 所: ドーモ・キニャーナ(豊岡市日高町江原)
ゲスト: ASAYANAGI featuring AKIKO YABIKI
テーマ: 「Jazz Night in Tajima Connection」
参加費: 3,000円
※ 講演後、立食交流会があります。
※ 参加申込は、info@tajimaconnection.com までメールでお知らせ下さい。
※ 参加希望の方のみご連絡ください。
(先着40名様) (「満席」のお知らせはe-mail、HPでお知らせします)

#60(記録)「但馬に大学をつくる」平田オリザ氏

2019年11月15日
テーマ : 「但馬に大学をつくる」
ゲスト : 平田オリザ(劇作家・演出家)

但馬コネクションも今回で第60回を迎えました。これまでお呼びしたゲストは、但馬内外がほぼ半々。但馬コネクションこそが、「誰かが誰かを知っている」「新しい価値観で繋がり」「出入り自由な風通しの良く」「自分たちでつくり、自分たちで楽しむ、出会いと創造の場」である『新しい広場』(by平田オリザ)になっていると自負しています。
今回のゲストはそのオリザさん。3回目の登場です。今回は歓迎の意味も込めて「豊岡市民の」平田オリザさんと紹介させていただきましょう。

10月に専門職大学の申請が終わりました。これは但馬の3市2町が請願をしてできた県立の大学で、普通の4年制大学です。日本には、演劇をやっている国公立の大学がなく、演劇界の悲願でした。これが実現するなら豊岡に引っ越してきますよと言ってしまい、現在に至っています。県庁準備室には但馬・豊岡の出身者が配置され、スピーディに話が進みました。

豊岡は、「コウノトリでも生きられる」環境と経済のまちでしたが、次は「アーティストでも生きられるまち」が加わります。アーティストのような人間でも生きられる。だから安心してこのまちにきてください、というわけです。

KIACの成功
城崎国際アートセンターは、以前は城崎国際会議場という典型的なお荷物施設でしたが、これが市に払い下げられることになった頃、豊岡を訪れました。素晴らしい街並みが残る城崎と大会議場のギャップ。「まあ、がんばれば大丈夫なんじゃないでしょうか」と言ったところが「平田さんが大丈夫と言っている」と伝わってしまい、リニューアルに関わることになりました。

レジデンスに特化した国際アートセンターとして模様替えした結果、わずか20日だった年間稼働日が330日になりました。世界中の団体から申し込みが来ています。来年度は20数か国80団体から申し込みがあり、この中から15団体を選ぶことになっています。応募団体はほぼ口コミで集まっています。

演劇やダンスに特化したアーティストインレジデンスは世界を見渡してもありません。普通なら滞在費だけでも大きなお金が必要ですが、ここでは滞在費無料で制作に取り組むことが出来ます。そして、パフォーミングアーツは完成後世界中で上演され、城崎のクレジットが必ず入るので、口コミで広がっていくのです。アジアでは、KIACに選ばれたことで助成対象になる国も出てきました。

短期的な成果は問いません。城崎は、『城崎にて』だけで100年やってきたまちです。志賀直哉だけでなくいろんな文人墨客が各旅館に滞在し作品を残してきました。パフォーミングアーツのアーティストによって今度は城崎が世界に広がっていくと若旦那たちと話しました。

毎月のようにトップクラスのアーティストが滞在するので、子どもたちはそれを肌で触れることができる。まさに「この町で、世界と出会う」ことができています。

豊岡の教育政策
豊岡では、コミュニケーション教育の柱として、演劇教育を市内38の全小中学校で実施しています。
教育・子育て政策がきちんとしていないまちは、IJターンに選ばれません。これまで言われてきた「雇用」は十分条件ではなかったということです。工業団地誘致は、男性目線でしたが、女性は、子育て、教育、医療、そして広い意味での文化に惹かれて来ます。

豊岡市が主催して東京で演劇ワークショップを実施したところ、キャンセル待ちの人気でした。関心のある人がピンポイントで来てくれて、そこから口コミでどんどん広がります。演劇は、今、注目されている「非認知スキル(=学ぶ力)」を伸ばすのにも有効とわかっています。

親による子どもへの働きかけと子どもの学力の関係を調べた調査があります。家に本があったり、博物館や美術館に連れていく習慣があると、学力が伸びることがわかっています。英語や外国の文化にふれるように意識することも、世界や科学に関心を持たせることにつながるため、自分で学ぶ力が付き、成績が上がります。

こういったことは、放っておくと東京が圧倒的に有利になりますが、豊岡では公教育の中で保証していきます。

英語教育でも、すべての小学校にALTが配置されています。

ただし、豊岡の考える「グローバル教育」は、世界で戦える人材を育成するためのものではありません。豊岡を世界的に有名にするための教育なのです。東井義雄さんの「村を捨てる学力、村を育てる学力」という考え方がありますが、文科省の推進するグローバル教育は、国を捨てる学力です。村を育てる学力とは、「自らの共同体を守り、発展させることのできる学力」といえるでしょう。教育の質を変えていく必要があります。

豊岡だけでなく、但馬地域のほとんどの高校で演劇教育を導入する予定です。大学入試改革で、国公立の3割がAO入試になるので、コミュニケーション能力は必須です。共同で学べる力が必要となるのです。ほとんどの進学校はこれに追いついていず、但馬が先行しています。

国際観光芸術専門職大学
国際観光芸術専門職大学(仮称)は、定員80人、全学でも320人の日本で最も小さな公立大学です。演劇とダンスの実技が本格的に学べる日本初の公立大学ですが、「こんなところに先生が来てくれるのか?」と言われていました。ふたを開けてみると、何十倍の倍率で40名の教員団が決定しました。中でも、スウェーデン王立バレエ団でプリンシパルを務めた、ダンス界に知らない人はないダンサーの方が、夫婦で豊岡に移住してきます。

「観光」と名の付く大学も日本初ですが、観光と文化がバラバラなのは日本ぐらいなのです。

ウィーンのオペラ座では、毎日違うオペラを上演するように法律で定められています。ウィーンに数日滞在して毎晩違うオペラを観ます。昼は他の都市を観光し、夜にはオペラを観に帰ってきます。富裕層なので、経済効果が非常に大きく、税金で毎日違うオペラをやってもペイできるのです。ヨーロッパでは、どうやって滞在してもらうかに知恵を絞っています。昼と夜では、7~10倍経済効果が違うからです。

家族で旅行するので、家族で楽しめること、子どもと一緒に楽しめること、参加体験型のもの、ハイカルチャー・ハイスペックなものを意識しています。シンガポールも、実はカジノを作ったのは最後でした。シンガポールドルが高くなり買い物の魅力がなくなったときを見据えて、クラシック好きが何度でも来るまちにしていきました。
私は、観光について最も詳しい劇作家だと思います。以前受けた官僚からのレクチャーがいきています。

豊岡市の観光の課題と専門職大学
豊岡市の観光は、城崎がエンジンになっていますが、竹田城、出石、湯村、神鍋、氷ノ山などとの回遊性が欠如しています。また、一泊二食2万円の旅館モデルにも限界があります。海外からの富裕層の長期滞在を呼び込むには、国際観光都市への発展が必要です。それには、昼のスポーツ、夜のアートが必須条件となります。このような企画・運営のできる人材を育成しようというのが専門職大学です。

受験生だけで1000泊、オープンキャンパスで2000泊、入学式、卒業式、発表会で1000泊、学会誘致などで500泊の宿泊が見込まれます。観光業への経済効果大です。

大学は完全クオーター性で、講義・演習のほか、実習・集中講義・留学で学びます。観光やアートには集団生活が必要なので、1年次は全員学生寮に入居します。

豊岡市の子どもは、小学校二年生全員が演劇を観劇。小学校六年生で狂言を観劇します。おんぷの祭典でクラシック音楽に触れ、KIACでの無料観劇や、市民プラザでの演劇創作体験もあります。さらに大学も、ということになります。

日高河畔劇場と国際演劇祭
豊岡では、学習機能(鑑賞事業)を市民会館・永楽館、交流機能を豊岡市民プラザ、創造・発信機能はKIACというように、水平分業しています。豊岡市全体で機能分担する形です。人口が2番目に多い日高には何もありませんが、来年3月に日高河畔劇場ができます。

この劇場では、国際演劇祭を開催します。今年、第0回の演劇祭を実施しましたが、想定の1.5倍ほどの集客がありました。「観光地のポテンシャルをアートで引き出す」と教科書に書いてあるのですが、教科書通りうまく行きました。

アビニヨン演劇祭は1か月にわたって開催されますが、正式招待以外にフリンジといって自由参加できる枠があります。世界中からプロデューサーが集まり、すぐに商談が行われるという、見本市的な役割を果たしています。

日高では、神鍋高原などを利用し、アジア初の本格的なフリンジ型の国際演劇祭を開催します。開催には劇場と宿泊が必要ですが、幸い豊岡には、あらゆる階層が宿泊できる宿泊施設があります。このような環境は、アートフェスや演劇祭で一番活かせます。また、成功のためにはネットワークが必要ですが、KIACが既にネットワークを持っているので、それを活かして呼ぶことができます。

専門職大学の学生は、有償ボランティアとして参加します。ICTを利用した地域通貨の開発をKDDIと、拠点間の移動システムの開発をトヨタモビリティ基金と連携して進めます。演劇祭期間中なら相当思い切った実験が可能です。第0回から、JAL、トヨタ、KDDIがスポンサーとなってくれています。

やりたいのは、人間の顔をしたスマートシティの実現です。便利になれば幸せになるわけではない。便利になればなるほど人は不幸せになります。何のために便利にするのか、理念が必要です。ここでは、「アートを観に行くために便利にする」という理念で進めていきます。

5年でアジア最大、10年で有数の演劇祭にしていくことが目標です。豊岡には無理と言う人もありますが、アビニヨンは人口89,380人、豊岡は79,067人、カンヌが70,400人です。この規模でないとだめなのです。

尊敬する植村直己さんの故郷で人生最後の冒険に臨める光栄に震えています。そろそろ私を信じていただければと思います。

#60(案内)平田オリザ氏(劇作家・演出家)「但馬に大学をつくる」

「第60回 但馬コネクション」のご案内

2019年11月15日(金)
テーマ 「但馬に大学をつくる」

11月は、平田オリザ 氏(劇作家・演出家)をお迎えし「但馬に大学をつくる」というテーマでセッションを進めて参ります。

但馬コネクションのゲストとして3回目のご登場です。過去2回は、「#16 新しい広場をつくる」(2014.9.19)、「#34下り坂をそろそろと下る」(2016.9.16)というテーマで講演いただき、またぜひお聴きしたいとの多数の声により、ここに実現となりました。

過去2回の講演で、「芸術は人々の心に直接働きかけ、コミュニティを維持し、経済、教育、観光、福祉などに影響を与えるもの」。「異文化を受け入れ、コミュニケーション能力を高めることが大切」であることを学びました。

3回目の今回は、まさにその実践でもある「国際観光芸術専門職大学」(2021年4月開学予定)の理念と将来ビジョン、そして但馬が、豊岡市が、どのように変化していくのか、但馬の近未来像をお聞きし、市民がどのように関わっていくべきか議論していきます。(平田氏は学長候補者であります)

さらに、2020年3月に「江原河畔劇場」(旧豊岡市商工会館を改築)がオープンし、「劇団青年団」(平田オリザ氏主宰)が東京から引っ越してきます。5年後にはアジアNo. 1、さらに世界で知られる演劇祭を目指し、2020年9月に「第1回豊岡演劇祭」がスタートします。

9月末に豊岡市に引っ越しされた平田氏とそのご家族や既に移住して来られた劇団員の方々もご紹介させていただきます。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

日 時: 2019年11月15日(金) 19:00~22:00 (受付開始18:30)
場 所: ドーモ・キニャーナ(豊岡市日高町江原)
ゲスト: 平田オリザ 氏(劇作家・演出家)
テーマ: 「但馬に大学をつくる」
参加費: 3,000円
※ 講演後、立食交流会があります。
※ 参加申込は、info@tajimaconnection.com までメールでお知らせ下さい。
※ 参加希望の方のみご連絡ください。(不参加のご連絡は不要です)
(先着40名様) (「満席」のお知らせはe-mail、HPでお知らせします)

#59(記録)「竹野はいいぞ!〜但馬の自然と暮らす〜」本庄四郎氏

2019年10月18日
テーマ:「竹野はいいぞ!~但馬の自然と暮らす~」
ゲスト:本庄四郎(但馬自然史研究所 代表)

司会:
本庄さんは、生物調査、環境保全、子供の自然体験教育、豊かな自然を次世代に残し、地域活性化を目指すNPO法人「但馬自然史研究所」で活動中。豊岡市の「子どもの野生復帰」活動の先頭に立ち、時には「大人の野生復帰」の指導も行う。

本庄さんの語りをまとめた冊子『但馬の自然と遊び』(但馬学研究会「但馬カルチャーVol.6」1998年発行)の中で、「遊び」とは「定義によって違うが、但馬の自然と遊ぶ中で、生きていて本当に良かったという時間。あるいはその気持ち。」と述べていらっしゃる。さらに「都会は全部がんじがらめで自分では、何もできないところ。」「田舎では水がどこから来て下水がどこに流れていくか、電気がどうなっているかも知っている。自分の存在価値が高い。最も進歩的な生活が実は田舎にあるのではないか」と提唱する。

今回のセッションでは、そんなところをベースに本庄さんのお話しを聞いていただければ、と思います。

竹野はいいぞ~!!
竹野のいいところは、遊びと暮らし。僕にとって生きていることが遊び、仕事と遊びの区別がつかないところ。

宇日(うい)の活動を駆け足で紹介します。
宇日(うい)は、四季いつでも美しいけど春はとくに美しい。ジオカヌーが楽しめます。6月にはスノーケリングが始まり、海藻だらけ。7月には雨がたくさん降って海に注ぐ滝が見られます。8月には村岡高校の地域創造学科の生徒も来てくれます。9月は長距離、カヌーで一番長いコース15㎞を行きました。浅いところに熱帯魚のいる世界が宇日。
フランス語のoui(ウィ)、We(ウィ)are the world なんです。

猪と鹿のソーセージ。(いのしし)は一番(いの)美味しい肉(しし)という意味。

鶏を飼っていて、大寒卵(だいかんたまご)は、冬の一番寒い時に産む希少価値のあるもの。卵の写真が世界中でインスタグラムが大流行していたみたいで、まるでうちの卵の写真が世界中を巡りまわっていたみたい。(笑)

私の目指しているところ
私の職業はネイチャーガイド、自然体験教室の企画実践。目指していることは、身の回りの生き物の記録。生き物の名前はみんな知りたいです。

自給自足的有畜小農。田舎暮らしの聞き書き。宇日のおばあちゃんたちに集まってもらって暮らしをしゃべってもらう。生き延びるための等身大の技術を伝える伝承と普及。例えば、火が起こせる、竹が切れる、木が切れる。昔の人が当たり前にやっていたことが出来る人が減ってきているので、子どもたちに伝えたいなと思っている。

司会:
生き物の暮らしとかの話しだと、本庄さんは、蜘蛛(くも)博士ですよね。自然を相手に遊んでいるところがすごいですね。

僕の人生、蜘蛛(くも)が好き。蜘蛛の巣を張るものや張らない蜘蛛タイプのものもいます。アカイロトリノフンダマシ。可愛らしい蜘蛛。高校の時に夢中になっていた蜘蛛。竹野町小丸に夕方行って蜘蛛を観察していました。綺麗でしょう。目玉模様でびっくりさせるものなのかな?諸説あります。

今は自給し、小家畜と暮らす有畜小農
山羊(ヤギ)をずっと飼っています。僕を見るとシッポを振る。自分の食べ物は自分で作って、小動物を飼っているので、うちはゴミがないです。どうかしたいときは山羊のモモちゃんに。何に使うか?除草です。冬は笹や豆がらを食べます。糞をすると肥料になる。循環しています。牛乳を買うことはありません。ヤギ乳ばっかり、余ったらチーズを作ります。

鶏を飼っています
自分で育てた鶏の卵で卵かけごはんを食べたい。鶏を孵化させるところから半年かけて実現しました。ドレミファという名前。

鶏飼いも長い。出石からもらってきた鶏のオスには最初から名前をつけようと、「から揚げくん」「ローストチキンくん」「サムゲダンくん」、目標が決まっています。いじめられていた一番小さい鶏が最後まで残っていて、鳴き声は「じゃじゃじゃじゃーん」、ベートーベンみたいに鳴きます。

お米を作って、ドリンクも作っています。大豆畑。生育したらワインの瓶で豆を収穫。麦を炒り、石臼で挽いて麹を振りかけ、水を入れる。何ができると思いますか?醤油です。竹野のイカを自家製醤油で食べる。おいしいですよ。

大豆を炊いて、麹、塩を加えて団子にする。何ができるでしょう。味噌を作る。小麦は自家栽培していません。みんな雀(スズメ)の餌になってしまったからです。

生き物たちが教えてくれる
どこにも必ず生き物が生息している。生き物との共存。興味が持てないことがない。生き物にはそれぞれ群集があってコミュニティを作っている。一つのものがいるわけではなくて、食べるやつがいれば、それを食べるやつもいる。そのコミュニティを見ていると、それぞれ特徴が出ている。田舎には田舎の、里山には里山の。高い山には山のワンセットがいる。気になってしょうがない。

川ならその川の持っている健全性を示しています。このワンセットがいれば、この川、めっちゃええ川やん、ということになる。他の川に行って、あいつとあいつが居れへんな、ちょっとこの川やばいんちゃう。というような見方ができる。そういうのを環境指標、生物多様性。僕が大学の時に論文として、これを書いたのですが、クモの多様度、土壌性クモの多様度。

そういうことを常に意識せざるを得ない。農業していてもそう、子どもと遊んでいてもそう。生き物からのメッセージ、自分はそのメッセージを受け取ることが出来ているからだ。といつも思います。

子どもたちとの活動のきっかけは、小学校の校長先生から子どもら集めて何か面白いことをしてくれへんか?という依頼があった。大草原の小さな家のローラの物語を参考にして、石鹸をつくる。肉を焼く、油が灰にジュウジュウ落ちてくる。それを固めると洗い物の石鹸になる。スジ肉や脂身で子どもたちと石鹸を作ったのが始まり。

公民館からお声がかかり、子どもとやることが楽しい。たけのこ学園、スノーケルセンターでは土曜観察会から始まり、市が合併して子どもの野生復帰や環境学習に。生き物は遊びにとって必須で、不可欠なこと。生き物のとのふれあいは、核心の部分、ハートがある。

無名なものが好き
人があまり(研究を)やらないものが好き。蝶々(ちょうちょ)がおもしろいと今頃気づいた。土の下のゲテモノが好き。トビムシ、ササラダニ。目の代わりになっている胴感毛。日の目を見ないもの。何億といる。土の落ち葉を食べるダニ。私の興味の対象。目のないもの。土壌動物。

川の生き物。10月になったら見られるもの。鮭もそろそろやってくる。あゆかけ、石化けの天才。子どもの頃、自転車のスポークを直角に折り曲げて、竹に挿して、ゴムがないから、パンツのゴム。ヤスを作り、魚を捕まえていた。あゆかけを捕まえた時の感動。福井県では研究するところがないので、今年も竹野川に来ている。ヤツメウナギもいる。竹野では川と海を行ったり来たりする名前のない生き物いる。絶滅危惧種がたくさんいる。川歩きを増やすことが川を守ることにつながる。

里山の生き物~人の暮らしと共に~
猪(いのしし)が暴れた跡にコウノトリが来ている。草刈が出来ているところに彼岸花が見える。草刈が出来ていないところは、姿を隠している。ハクビシン、今年はトマトが食べられなかった。柿の中身だけなかったから、餌にして仕掛けたら捕獲できた。

次は、海の生き物。2005年の朝、渚に100匹エチゼンクラゲが揚がっていた。死滅回遊魚が竹野にはいます。アメフラシ、食べられる。イルカが100匹来ている。カツオカンムリ、イカナゴは、夏は砂に潜って寝ている。ヤマトメリべはウミウシの仲間。近寄るとグレープフルーツの匂いがする。

ひかる生き物がいろいろいます。ウミボタル、ミジンコの一種。夜光虫はプランクトンで5月の波が止まる時に夜、光ります。リュウグウノツカイの隣に寝そべっている彼はレシピとして1冊の本を書いた。個人的にはオレンジの肝が美味しかった。

里山のかかえている問題(イノシシ、シカが増えている・・・)

しばらくペーパー猟師だったが、罠、くくり罠を広い場所にかけるとかなりの確率で猪(イノシシ)が掛かっている。この大きい猪と5時間格闘した。やがて肉になる。かなりの人が助かる。シシかつ、シカとイノシシをミックスしたソーセージ、シカは竜田揚げ、イノシシのバラ肉はお好み焼きにするとうまい。

バイオリージョナリズム(生命地域主義)
人間の暮らしている場所と川、里山、田畑、一つの循環系(生態系)で生きているという感じ。竹野をつくっている。

語り部たちから教わる。
直撃インタビューを広報紙に載せていた。原稿にしたことは少しだが、たくさんの話しを聞いてきた。70代の人はあまりにも何も知ってない。80代以上の人がモノを知っている。炭焼きの人、海藻で鶏を育てている人、北野屋さん牛飼いの方・・・。

背負子の編み方、知っている人がいない。みなさんの知識はお一人が図書館1~2館分くらい、市がそろそろ記録をとらないと。身の回りの自然をしっかりと把握して暮らす。 僕たちにとって、5km圏内の話、台風や風で塩が飛んでくる。毎日知らないことばかり。毎日散歩しているところに現れる。

ナマコの茶漬け。うまいぞ~。海藻のソゾ。春の野草を食べる会。夏は、サツキマスをスモークして、パスタに。子どもたちと鮎を突く。60℃の石の上でアユを開き干しに。

 海藻は目の前にうじゃうじゃ。赤いのがスギノリ。うまい!カヌーの長距離の時は、途中でカメノテとスギノリで味噌汁。オコゼは刺されるということもあるが、オコゼ汁、刺身まで。

子どもたちと竹の切り方、利用の仕方。「ノコギリを持ってきてくださいなんて」授業はないでしょ。「明日から3日間水路を掘ります。現地集合、泊まってもいいです。」って学校があればいいのに(笑)こんど養父市でロケットストーブやります。ロケットストーブでサザエのつぼ焼き、調味料はいりません。海水だけで美味しい。

 昨年までものすごくきれいな散歩道だったのに今年は荒れてしまっている。管理している方が入院されているようで、外来植物がチャンスを見つけてパイロット的にどんどんやってくるという事態が起きている。1年起ったら・・・10年先が見えてしまう。本来なら雪が降って、色々ものが鎮圧されてリセットされて次の春の順番待ちしているが、草刈がしてないと、今までと変わってくる、という残念な未来が見えてくる。

さあ 遊ぼうぜ!

私たちの暮らしが景観をつくる
耕作放棄地がどんどん増えて来ていて、どうするかというのがこれからの鍵になります。これも耕作放棄地、これからは子どもたちにどんどんビオトープで遊んでもらう。荒れ放題だけど、川を歩くだけで川がきれいになる。歩くだけ、歩く川掃除。遊びましょう。但馬で暮らす。遊びながら暮らす。生き延び方を子どもたちに教えないと、我々の未来はない。子どもたちの未来もないと思います。

カニがスマイルで言っています。

#59(案内)本庄四郎 氏(但馬自然史研究所 代表)「竹野はいいぞ!〜但馬の自然と暮らす〜」

「第59回 但馬コネクション」のご案内

2019年10月18日(金)
テーマ 「竹野はいいぞ!〜但馬自然と暮らす〜」

10月は、本庄四郎 氏(NPO法人「但馬自然史研究所」代表、豊岡市竹野町在住)をお迎えし「竹野はいいぞ!〜但馬の自然と暮らす〜」というテーマでセッションを進めて参ります。

いつもそばにある自然。ふと立ち止まって暫し観察してみると、たったの10年の間でも、山、川、海の大きな変化に気づき、驚きます。地球の環境も変わるけど、もっと大きな変化は、私たちの生活スタイルかもしれませんね。身近だった自然がだんだん遠くなる。

本庄氏は、生物の調査、環境保全、子どもの自然体験教育、豊かな自然を次世代に残し、地域活性化を目指すNPO法人「但馬自然史研究所」を立ち上げ活動を行っています。豊岡市の「子どもの野生復帰」活動の先頭に立ち、時には「大人の野生復帰」の指導も行なう「野生と暮らす」トップランナー。

竹野川をカヤックで下り、素潜りでアユを捕まえ、深夜の竹野川でオオサンショウウオを見つけ、眠るコイのお腹をさすったり。真冬新雪アニマルトラッキング(動物の足跡探検)。山に1日中じっと腰を降ろし、目前を往来する野生動物を定点観察。活動は本庄氏の「暮らし」そのもの。『新・生きもの探訪記』(朝日新聞)連載中。

但馬の自然を、再認識し、探求し、取り込み、飛び込み、遊び、楽しみたいですね。その極意を伝授してもらいましょう。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

日 時: 2019年10月18日(金) 19:00~22:00 (受付開始18:30)
場 所: ドーモ・キニャーナ(豊岡市日高町江原)
ゲスト: 本庄四郎 氏(但馬自然史研究所 代表)
テーマ: 「竹野はいいぞ!〜但馬の自然と暮らす〜」
参加費: 3,000円
※ 講演後、立食交流会があります。
※ 参加申込は、info@tajimaconnection.com までメールでお知らせ下さい。
(先着40名様) (「満席」のお知らせはe-mail、HPでお知らせします)