


「第80回 但馬コネクション」のご案内
但馬コネクションは第80回を迎え、これまでの形式にこだわらず、ゲスト、テーマに相応しい日程と会場で開催して参ります。5月は初めての屋外、現地集合で開催します。
但馬の植物研究の第一人者、菅村定昌氏(兵庫生物学会但馬支部長・NPO法人コウノトリ市民研究所副代表)引率で、神鍋高原の火山噴火口を巡ります。これまでの但馬コネクションゲストにお迎えした3名の生き物観察・研究の達人(植物・野鳥・昆虫)の同行による解説も聞けるスペシャルな『自然観察会〜神鍋噴火口周辺』です。
以下、菅村氏からのメッセージです。
神鍋山の草原は、兵庫県のレッドリストでBランク。神鍋スキー場ゲレンデにひろがるススキ草原は、かつて栗栖野地区と太田地区のカヤ場であったが、大正年間にスキー場が開設されました。近年まで、カヤ場として利用されていたころと同様の植生管理(秋の刈り取り、春の火入れ)が地域住民によっておこなわれ多様な草原性植物、昆虫類の希少種が生息します。
森林コースは、かつては薪炭林であった林内を歩く。シカの食害で失われた蘇武岳など周辺に多くあった林床の植物がかろうじて残っている貴重な場所。
草原コースは、神鍋山の保全上の中核部分。火口部は、保護上重要な植物が集中的に生育。数年前より日高神鍋観光協会の自然と共生した観光が模索されつつある。それらにかかわる話題にも触れながら散策します。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。
記
日 時 : 2025年 5月17日(土) (9:30~12:00 )
集合場所: 道の駅「神鍋高原」駐車場
ゲスト : 菅村定昌 氏(兵庫生物学会但馬支部長)
参加費 : 1,000円
定 員 : 20名
※ 参加申込は、info@tajimaconnection.com までメールでお知らせ下さい。